tkです。最近寒いですね! 今冬は暖冬ですが、それでも寒いものは寒いです。以前はもう少し寒さに強い方だったのですが、今は耐えられなくなってしまいました。冷え性が辛い!
さて、2024年1月28日(日)~30日(火)に妻と2人で神戸旅行に行ってきましたので、今回の記事ではそのことを書こうと思います。
神戸旅行はしてきましたが、特に神戸に行きたいという強い動機はありませんでした。「どこか旅行に行きたい……行きたくない?」という話になり、一番都合が良かったのが神戸だったのです。
神戸の都合の良い点を挙げると、1つ目は空港のアクセスが良いことですね。神戸空港からポートライナーという電車に乗ると、ざっくり18分ほどで神戸三宮にアクセスできます。流石に福岡空港→博多ほど近いわけではありませんが、良アクセスですよね。
実は香川とかも行先の候補ではあったのですが、高松空港の壊滅的なアクセスの悪さから今回は見送りました。アクセスが悪い空港だと頑張って計画を立てないといけませんし、2泊3日の短期旅行ですし今回は良いかな、と。
2つ目は、選択肢の中で最もリーズナブルだったことです。羽田→神戸はスカイマークという JAL/ANA と LCC の中間くらいの航空会社が就航しており、値段を抑えつつ飛行機移動での人権を保てます。
LCC は安いのは良いんですが、成田空港第3ターミナルとかいう魔境発着であることが多いですし、時間も早朝とか変な時間しかなかったりするので人権を失うんですよね。スカイマークは羽田発着ですし、良い時間に飛行機がありますし、今回の旅行では飛行機代は2人往復で約33,000円(1人片道約8,250円)と比較的安めでした。
というわけでいざ神戸!
1日目 1月28日(日)
旅行当日は5時起床でした。私は視覚の障害で毎日数多くの点眼が欠かせない身体なので(点眼と点眼の間は5分/10分空ける必要がある)、早めに起きてゆっくり身支度を整えます。
羽田空港に早めに到着していつもの通り空港ラウンジでゆっくりするか……と考えていたのですが、ゴールドカードの有効期限を切らしてしまうというアホなミスをやらかし、使えませんでした……。
何でこんなミスをやらかしたというと、クレジットカードの管理ができていなかったことです。私はクレジットカードを複数枚持っているんですが、空港ラウンジ利用目的で保持しているゴールドカードはサブカード中のサブカードなので、引越の住所変更を忘れていたのです。
幸いにも羽田の空港ラウンジは何回も使っており新鮮味もへったくれもなかったので、酸っぱい葡萄理論で自己正当化して、空港の待合室でのんびりと待つことにしました。
フライト中は、朝が早かったこともあり爆睡していました。離陸から着陸までの記憶がほとんどありません(多分飛行中は3分も起きていなかった)。神戸空港に到着後、空港内を見るのは後回しにして、空港直結のポートライナーで神戸三宮へ。
画像はポートライナーではなく阪急の三宮駅です(ポートライナーの三宮駅は綺麗でも何でもないので)。
ここ三宮駅は神戸最大のターミナル駅。JR、地下鉄、阪急、ポートライナーなど沢山の電車が通っており、東西南北どこにアクセスするにも使うことになります。
ここはサンキタ通り商店街。その名の通り、三宮駅北の商店街です。ここに来た目的は、写真にも写っているステーキランド神戸でランチを食べることですね。開店10分ほどで着いたのですが、店の外には既に待機列が! ただ回転率が良いのか、思ったより待たずに入れました。
ここステーキランド神戸はとても評判の良いステーキのお店で、なんと客の目の前で肉を焼いてくれます。こういうパフォーマンス的な要素も人気の秘訣でしょうか。というわけで……
神戸牛だ!!! 目の前で焼いてくれるということもあり、テンション爆上がりです。
美味いッ!!!!!(RNGKさん)
こんなの美味しくないわけがありませんね。肉の味を示す語彙力がないのですが、何か良質な肉の味わいを感じることができました。
肉もさることながら、肉に添えられたフライドガーリックチップが良いんですよね(これも目の前で焼いてくれます)。今度おうちでもやってみたいものです。
食後のコーヒー(ランチセットに含まれてる)をいただき、大満足で店を後にして街歩きへ。
さて、ここサンキタ通り商店街(三宮北)は雑多な感じがする商店街。大通りにパチンコ屋もありますし、一歩路地裏に入れば風俗店もあり、怪しい雰囲気が漂っています。
一方、三宮の南の方はというと、とても整然としていて綺麗な街並みが広がっています。ここは神戸旧居留地といって、1800年後半、神戸港の開港と共に外国人で賑わったエリアになります。お洒落タウンという神戸のイメージで想像するのはこっちですね。
何か南北でえらく落差のある街だな、と思いました。こういう街の構造は、同じ港町である横浜の関内でも見られます。関内も海に近い南の方が高尚で北は低俗な雰囲気があり、こういう類似性を感じられるのも街歩きの面白いところです。
そんなわけで、神戸旧居留地のモダンな雰囲気を楽しみながら街を散策していきます。
ここメリケンパークは神戸港の波止場などを埋め立ててできた港湾緑地です。神戸港湾地域の代表的な観光地とされています。
メリケンパークにある BE KOBE モニュメントです。神戸に行った人がインスタグラムにアップする写真といえばこれらしいですね(無根拠)。
はじめこれを見たとき、お前自身が神戸になってどうすんねんと思ったのですが、このモニュメントは阪神淡路大震災から20年をきっかけに、神戸がより神戸らしくあるようという想いから作られた記念碑的なもののようです。
なお、同じくメリケンパークに建っている神戸ポートタワーは改装工事中でした。神戸市公式サイトから引っ張ってきた画像だけ載せておきます。
一通りメリケンパークを散策したら、港湾エリアから離れて元町商店街の方へ向かいます(元町という地名、横浜にもありますよね)。お目当てはここ! にしむら珈琲元町店です。
ここにしむら珈琲は戦後数年で神戸に創業された喫茶店チェーン。店内はお洒落タウン神戸らしくレトロで趣があり、地元の人に愛され評判の良いカフェです。
折角なので、色々と注文してみました。
ナッツミルクはその名の通り濃厚なナッツの味わいがあるホットミルクで、街歩きで冷えた身体に沁みます。メロンジュースはアイスの飲み物ですが注文したい欲望に負けて注文しました。スフレはふわふわで甘すぎず、プリンはなめらかで濃厚。どれも喫茶店の雰囲気と相まって絶品でした。
にしむら珈琲を後にし、元町商店街を散策していると雨が降ってきました(この日の西日本は大気不安定)。飛行機だし傘を手で持つのが嫌いだしで傘を持ち歩いていなかったので、この日の都心部散策を早めに切り上げ、時間をもう1つの目的地の方に割り振ることにしました。
もう1つの目的地というのは……ここ、有馬温泉です。
有馬温泉とかいうオタクが好きそうな名前のせいでネタ感がありますが、日本書紀に記述がある歴史ある由緒正しき温泉地です。日本三古湯に数えられています。
有馬温泉は都心部から非常に近く、三宮からであれば三宮→谷上→有馬口→有馬温泉と約30分で行くことができます。乗換2回と多そうに見えますが、いずれの乗り換えもホーム対岸の電車に乗り換えるだけの0分乗換です。
歴史があって、かつ都心部からアクセスがしやすい温泉地というだけあって、この地の第一印象として活気があるように感じました。
この日の宿は有馬温泉に取っていたので、まず宿にチェックインして荷物を置きます。日曜宿泊とはいえ、有馬温泉で夕朝食付きの高級宿に泊まろうとすると凄まじい料金になるので、お値段それなりの宿に素泊まりで泊まります。
この2階以上が本日の宿です(こういう風に1階が店舗、2階以上が宿になっている小宿は有馬温泉に数多くみられます。こんな風に昔から土地の有効活用されてきたようです)。
お値段もそんなに高くない宿ですが、見た目かなり風情ある雰囲気じゃありませんか? 勿論、中も綺麗です(綺麗な宿じゃないと泊まれないので……)。
因みにですが、この宿はとある宿の別館という扱いであり、本館のフロント・ロビーはこんな感じです。
明らかに高級宿といった雰囲気があります。こっちには泊まれませんね……
さて、宿に荷物を置いたら有馬温泉を散策していきます。
風情がありますね。徒歩で見てまわれるというのもポイント高いです。個人的には城崎温泉に匹敵するくらい名温泉街(?)だと思います(何を以て名温泉街というのかは分かりませんが)。兵庫県は名温泉街が多いですね。どことは言いませんが、北関東にある温泉街も見習ってほしいものです。
さて、夕飯ですが、実はここ有馬温泉には夕飯を食べるところがあまりなかったりします(宿で食べる人が多いからでしょうね)。ある程度下調べをして、人気がある釜飯の店に目星を付けていったのですが、あまりに混雑しているようだったので諦めました。
まあ、昼にご当地っぽいもの(神戸牛)を食べましたし、別に釜飯もご当地ものだったわけではないので、ここは普通の食事をいただくことにしました。
というわけで食堂森本という店へ入ります。ここは温泉街にありながら観光客があまり寄り付いていないのですが、地元の人が来るような、評判が良さそうな店です。見た感じ、家族経営感があります。
メニューは観光地っぽい特別感はありませんが、こういうので良いんだよこういうのでと思わせてくれるような味でした。所謂、普通に美味しいってやつですね。
食後、お腹を落ち着けたら温泉へ。今日の宿は温泉街なのに湯舟がない(だからこそ立地や綺麗さの割に安い)ので、外湯に入りに行きます。ということで、宿からすぐ、金の湯へ。
ここ金の湯も歴史が長く、有馬温泉を代表する温泉だとか。施設内の掲示には、金の湯に入浴したとされている有名人の一覧が掲示されています。
面子が太くないか? まあ流石に古い時代の方は言ってるだけ感もありますが……
界隈でもとても有名な温泉らしいです。鉄分と塩分の濃度が高い泉質は、酸素と反応して酸化鉄の赤褐色を呈しており、それが金色に見えんこともない(?)ので金泉と呼ばれているようです。保湿性が高く皮膚疾患にも良いとのこと。
因みにですが、温泉街にはもう1つ、銀の湯という温泉があります。私たちは行ってませんが、温泉好きの人なら湯めぐりしたりするのだと思います。
というわけで、金の湯に入浴したという実績を解放し(シャワーの水圧が異常に弱い点は残念でした)、宿に戻って身支度を整えます。
宿のアメニティの1つで竹の歯ブラシです。こういう細かいところに情緒を感じられるのも良いですね。
というわけで、1日目終了です。朝が早かったのもあり、温泉街だから夜やることがないというのもあり、この日の就寝時間は22時でした(はやい)。
2日目 1月29日(月)
たっぷり睡眠を取ったので、朝食前にもう一度有馬温泉街を散歩します。
朝の有馬温泉の街は、高地にあるというのもあり、放射冷却で一段と気温が低く、道路にある排水口からは湯気が立ちのぼっています。温泉街という感じの風情ですね。
ここ温泉寺は、行基が建立したとされる禅寺です。
有馬温泉を神様二柱(その内の一柱は少彦名)が発見したという神話があり、日本書紀にも記述が見られる有馬温泉。そんな有馬温泉も7世紀末にかけて衰退し、復興の為に建立されたようです(そんな昔から東洋経済オンライン案件があったんですね)。
(昔の寺社仏閣あるあるですが)その後も消失したり再建したりしながら、寺の近くに宿坊が建てられ、それが今日の温泉街に繋がったようですね。宿坊という言い方は、僧侶や参拝客などの為の宿泊施設を指して使われたようですが、今も〇〇坊という宿があり、昔の名残が見られます。
因みに、お隣さんには神社もあります。こちらは温泉神社……ではなく、湯泉神社です。ややこしいですね。
その後も散歩を続けましたが、スズメが木に実っている柿を地面に落としたりしていて、何とも平和な感じの朝でした。
散歩を終えたら朝食をとる為、カフェ・ド・ボウというお店に開店凸します。
ここカフェ・ド・ボウは有馬温泉街にあり、中はモダンな設えながら窓からは日本庭園が見える良い雰囲気の喫茶店です。
近くにある系列店のパン・ド・ボウで買ったパンを持ってきてくれる為、そこで買ったパンとカフェ・ド・ボウで注文したコーヒー・カフェオレでモーニングとしました。
優勝!!!!
パンが非常に美味しそうだった為、4つも買ってしまいました。期待を裏切らずどれも絶品で、自宅の近所に欲しい……(願望)となりました。
モーニングを食べたら、1日目にあまり歩いてなかった有馬温泉駅近くを散策します。
ねね橋です(ねねは豊臣秀吉の正室)。有馬温泉は秀吉の愛した温泉として知られる秀吉ゆかりの地なのです。
写真からもなんとなく分かりますが、月曜の午前中にも関わらず観光客と思しき人が結構な数歩いていました。風情と活気がある観光地ということで、ここは一級観光地と呼ぶべき温泉街なんじゃないでしょうか。
駅近くの散策を終え、有馬温泉を後にします。
駅に温泉むすめがいたのでパシャっておきました。見た目ロリ系のキャラですが、有馬温泉の歴史の長さを考えるとあまりそぐわないような気がします。どういう理由でこういうキャラデザになったのでしょう?
それはさておき、新神戸駅に移動しました。新神戸駅は三宮駅の北にある新幹線の通る駅です。1日目の日記で、三宮駅の北側は歓楽街的な側面が強いと書きましたが、そのエリアより更に北側に北野異人館街という神戸の有名観光地があります。
というわけで、新神戸駅から徒歩(かち)で向かっていきます。新神戸駅から北野異人館街に至る道にも洋館が建っていたりします。
北野異人館街に到着! 北野異人館街も、1日目に行った旧居留地と同じ性質のエリアですが、こちらの方が住居的な側面が強く、洋風な邸宅が立ち並んでいます。
異国情緒溢れるとても雰囲気の良い通りで、力が入ってるなということを感じさせてくれます。バスも景観配慮型で何か良い感じ(ボキャ貧)。
さて、ここから北野異人館街を本格的に散策……する前に、お腹がすいたので、まずはランチをば。今日のランチは、この異国的なエリアに相応しい飲食店『カフェ・ド・パリ』です!
その名の通りフランス料理店です。雰囲気全振りの観光地に来ているのもあって、雰囲気全振りの店にしてみました。Google レビューも良かったですし。
店内の雰囲気はこんな感じで、カジュアルながら雰囲気がありますね。ちゃんとフランス人が給仕してくれるタイプのフランス料理店です。(東京とかだと〇〇人以外が営む〇〇料理店が多いですよね。)
味は美味しいですが異国風の味付けですね。よくある日本人向け味付けがされた異国料理店とは少し異なる気がします。フランス料理とか言いつつ大根があったりしますが、そこはご愛敬でしょう。
この店を経営しているフランス人はとてもフランクで、日本語も堪能そうでした。何でも日本人の妻がいるそうです。妻の実家の畑が谷上(有馬温泉に向かう時の乗換駅です)にあり、そこで採れた野菜を出しているんだとか。
お腹を満たしたので、北野異人館街の散策に戻ります。まずはここ、英国館から。
英国館はその名の通り英国人が居住していた洋館で、建築当時のままに保存されているようです。
コロニアル様式とか、イングリッシュガーデンとか、そのへんは知識もなく見てもよく分からないド素人なのですが、アガサ・クリスティのミステリを50冊以上読んだ身としては、当時のイギリスの雰囲気を感じたかったので来てみました。
この英国館ですが、イギリスが誇る名探偵シャーロック・ホームズの簡易コスプレ(帽子・マント・パイプ)をしながら館内を回れるように入口にコスプレグッズが置いてあります。また、館内には至るところにホームズ関係のフォトスポットがあります。芸が細かい……
館内は、当時のイギリス上流階級の屋敷と生活がよく再現されていました。(いや、本物を知っているわけではないんですが……)
こいついつも紅茶飲んでんな的なアレです。紅茶好きなのは勿論知っていましたが、ここまで飲むとは知りませんでした。植民地から巻き上げた茶葉で飲む紅茶は美味いか? 感想を述べよ!
出来るだけ忠実に再現されたというシャーロック・ホームズの居室です。日本シャーロック・ホームズ・クラブの助言を受け(そんな団体があるんですね)、『マスグレーヴ家の儀式書』の作品中の描写に基づいて出来るだけ忠実に再現したそうです。
私自身はホームズものを読んだことはないのですが、クリスティはホームズものに傾倒したことからミステリを書き始めましたし、言わずと知れた『名探偵コナン』の元ネタ的な作品です。当時の英国的な雰囲気も相まって、眺めていて面白いですね。
英国館を後にして、他の洋館も回っていきます。あまりにも洋館が多いので全部は載せませんが、異人館街が高台にある都合(逆に言うと高台だからこそこういう街が形成されたのでしょう)で坂が多く、見て回るのが大変でした。徒歩民は移動手段を考えた方が良いかもしれません。
風見鶏の館です。ここは元ドイツ人邸宅で、昭和にNHKのドラマの舞台となり、洋館ブームの火付け役になったんだとか。現在も北野異人館街の顔的な存在です。残念ながら現在は工事により休館ですが、外から眺めるだけでも楽しいですね。
ハンターというアイルランド人が過ごした邸宅です。ハンターは日本における国際結婚第1号で、日本人の妻と共に生涯を添い遂げたようです。神戸らしいかなり先進的なエピソードですね。
あと、ちょっと変わり種なんですが……ジャイナ教寺院です!
人通りの多い通りにさも当然のように存在していますが、日本で唯一のジャイナ教寺院だそうです。ジャイナ教という言葉を世界史の授業でしか聞いたことがありませんでしたから、こうして地域に根付いているのを見ると何だか新鮮ですね。因みに、開館していれば見学も可能とのことなんですが、行った時は開館していませんでした。残念。
高低差激しい土地を歩き回るのに疲れてしまったので、喫茶店で一休憩入れます。
北野異人街にあるスターバックスです。実際の異人館だった邸宅を移築・再建した建物にスターバックスが入っており、非常に趣があります。ただのスターバックスなのに観光名所に挙げられているくらいです。ここも来たかったんですよね~。
内装もとっても良いです。これで普通のスターバックスのメニューの値段は変わらないので、凄いですよね。
この後は北野異人館街にある店を巡るウィンドウショッピング的なアレをしました。土産物店は勿論、こういう立地柄、お洒落な雑貨屋が多くて見てて楽しいですね。
それから北野異人館街を後にして、神戸の街歩きをしながら今日宿泊するホテルに向かいました。本日の宿はここです。トアロードという通りに建っていて、北野通りにもアクセスしやすい立地です。
構造はよくあるビジネスホテルなんですが、内装が英国風であり、雰囲気を感じられるので付加価値は高いと思います。素泊まり且つ月曜→火曜宿泊というのもあり、ビジネスホテルらしく値段もお安めでした。
少しホテルでのんびりしたら、"夜"の街歩きの繰り出します。
夜の神戸ムスリムモスクです。ライトアップされてると何か幻想的。昼にジャイナ教寺院を見た時も思いましたが、色々な文化が混ざり合う神戸の先進性が良く出ていると思います。因みに後で知ったことですが、個人・少人数なら予約なしで内部見学ができるそうです。
東門街という繁華街への入口です。何だか歌舞伎町みたいですね。1日目にも書きましたが、ここ三宮北側エリアは繁華街エリアになっていて、雑多な感じになっています。規模感的には、札幌のすすき野より小さめ。
ここにあるクラブ月世界というお店は伝統ある昭和のキャバレーとして有名らしいです。風俗街というよりは、大人の社交場的な側面が強いのかもしれません。神戸のディープスポットですね。
神戸にある元キャバレーのライブホールです
— クラブ月世界 (@club_gessekai) 2021年6月4日
コロナでなかなか厳しいとは思いますが
夏以降イベント、パーティどうですか?
ライブ、撮影、パーティ、二次会と様々な使い方が可能
雰囲気抜群です!
本当に広めてもらえると助かります!
お問い合わせ
0783316540
inoue@gessekai.net
店長井上まで pic.twitter.com/0LqXAVZr6p
お腹がすいたので、夕食を食べます。ランチに気取ったものをいただいたので、夜は気取らない神戸のB級グルメを食べようと思います! というわけで、ぼっかけ焼きそば一番星という店へ。
ここもオープンキッチンで、目の前で焼いてくれるのが嬉しいです。見た目にも清潔で安心ですし、料理が提供されるまでの待ち時間をパフォーマンスとして楽しむことができます。
出てきた料理がこちら! ぼっかけは牛すじとコンニャクを甘辛く煮込んだもの、そばめしは名前の通り焼きそばと焼き飯を合わせたものです。
この通り単純な料理ではあるんですが、これは……美味しいです! 出来立てアツアツという効果もあると思うんですが、濃いあまじょっぱい味付けがたまらないですね。そうそう、B級グルメはこうでなくちゃ(謎目線)。寒空で冷え切った身が暖まり、満足して店を出ます。
その後、口がしょっぱかったので甘いものを買って食べたりしてホテルに戻りました。こうして2日目が終了です。
3日目 1月30日(火)
2日目もそうだったんですが、この日も早く起床しました。疲れてると夜寝るのが早くなるので自動的に朝早起きになるんですよね(おじいちゃん)。
この日も朝食前に散歩します。目的地は生田神社です!
境内に説明書き的な掲示がなかったので参考文献はネットなのですが、生田神社は1800年以上もの非常に長い歴史を持つ神社で、神戸という地名の由来にもなっているとのこと。
立地ですが、繁華街の中心にあり、2日目に見た東門街のお隣に入口があります。
東門街という地名の由来が生田神社からきているので当然といえば当然なのですが、凄い立地だなと思います。きっと繁華街形成時に揉めたりしたのでしょう(適当)。
境内は綺麗です。平日朝ということで人もほとんどいませんでした。冬の朝の良く澄んだ空気がマッチしている気がします。
境内の森エリアで「生田の森」と呼ばれています。何だかどっかの大学を思い出す名称ですが、都心部のど真ん中にこういう森があるとそんな風に呼ばれがちなんでしょうね。
金龍泉です。有馬温泉も金泉で有名なので恐らく同様の理由で赤褐色を呈しているのだと思いますが、六甲山系の泉質がそうだったりするんでしょうか?
この金龍泉に浸けると結果が浮かびあがる水みくじがここ生田神社では有名だったりします。
境内には企業からの寄付で作られた碑や塚が多く見られます。結構ビジネスライクだとは思いましたが、神社も綺麗事だけではやっていけないのでしょう。
生田神社に参拝し、朝の境内の空気を味わったところで生田神社を後にします。目的地に向かう為に東門街を通りましたが、朝の東門街は夜と打って変わって全てが死に絶えたような静寂があるのみでした。
モーニングをいただくため、にしむら珈琲中山手本店を訪れます。1日目にも訪れたにしむら珈琲の本店ですね。外見が特徴的ですがこれはドイツの建築様式とのことです。凄いお洒落なので良いと思います(ボキャ貧)。
この旅行、喫茶店に行きすぎでは? と思われるかもしれません。実際、この旅行中4回喫茶店に立ち寄っているので行き過ぎ感は否めませんが、神戸に行きたい喫茶店が多かったので仕方がありません。
モーニングセットを注文。トーストはフルーツセットより簡素に見えますが、バターをケチっている感じがせず、トーストってこんなに美味くできるんだと思いました…! フルーツセットは個人的には普通だったので、個人的にトーストがイチオシですね。
モーニングを満喫したら、三宮駅から電車で舞子駅に向かいます。舞子駅ってあまり聞き覚えがない駅だと思いますが、明石海峡大橋近くの駅ですね。
明石海峡大橋付近だけ観光地化されており、明石海峡大橋一本勝負の硬派な観光地なんだと思われます。
説明書き的な石碑によると、昭和63年5月着工、平成10年4月完成という気の遠くなる大仕事で作られたこの橋は世界最大の吊橋であるとのこと。確かに、観光資源にしないと勿体ないですね。
フォトスポットです。このように明石海峡大橋付近は舗装された散歩道になっています。実際に舞子海上プロムナード(プロムナードは散歩道の意)なる施設があるので、早速入っていきます。
ここ舞子海上プロムナードは実際に車両が通行する部分の下に作られた、展望台的な施設です。道中、幼稚園児の遠足と思しき集団とすれ違いましたが、まあ幼稚園児が遠足で来るくらいには平和な場所ですね。
プロムナードの名の通り、海上の散歩道が設けられています。外に見える風景は鉄格子が嵌められている為に微妙なのですが、一部の床が写真のようにガラス張りになっていて散歩に花を添えていました。
鉄格子沿いに(明らかに観光客が通る道ではない)謎の道が見えましたが、関係者が点検時に通る道だったりするのでしょうか?
さて、プロムナードから降りて舞子公園なる緑地の方へ。
緑地はかなり力を入れて整備してるのか、松林があり、近くには洋風で良い感じの東屋がありました。
緑地の奥には旧武藤山治邸という西洋館があります(武藤山治は鐘紡(カネボウ)の元社長で知られる実業家・政治家)。ここも北野の異人館と同じ建築様式の建物(コロニアル様式)だそうで、どことなく近い雰囲気を感じますね。早速入っていきましょう!
内装としては英国館の方が好みだったのですが、窓から海が見える邸宅って良いですね。実際に住むとなると水害とか塩害とかのことを考えないといけませんが、海沿いエリアが人気なのも頷けます。
旧武藤山治邸を出て、舞子駅を後にします。元町駅(三宮駅と神戸駅の間の駅)まで戻ってきました。
1日目にも少し散策した神戸元町商店街をぶらついていきます。ここは旧居留地とかのエリアと比較して庶民向けの店が多い印象です。飲み物を売っている出店なんかもあり、活気がある印象。
商店街到着段階で既にお腹がすいていたので、散策もそこそこにお昼ご飯にします。商店街内にあるみつはというお店へ。ご当地モノである明石焼きを提供しているということでこの店にしてみました。串揚げも食べられます。
ここもオープンキッチン形式で、明石焼きや串揚げを作っている工程をなんとな~く眺められるのが良いですね! 今回の旅行ではこういう店ばっかり当たっている気がしますが、神戸だとこういう形式が多いんでしょうか?
さて肝心の明石焼きですが、ふわっとろっとしていて美味しいのですが、個人的な好みで言えば外はカリカリになるまで焼かれたたこ焼きの方が好きな味でした。そこは残念ですが、実績を解放できたので良しとしましょう! 串揚げは美味しゅうございました。
昼食を食べた後は、南京町の方に繰り出します!
ここ南京町は所謂中華街で、横浜の中華街と似ています(港町はこうなりがち)。多くの人で賑わっており、出店が数多く軒を連ねています。
写真はパンダまんがどこぞの生首を思い出しますが、こんな感じで無限に食べ歩けそうな店がいっぱいあります。私たちも、食べ歩きながら散策していきました。
スズメだ!!!(南京町とはまったく関係ない)
観光客が食べ歩きで落とす食べかすを狙っているのか、鳩が無限に闊歩していましたが、スズメは珍しかったので思わず写真を撮ってしまいました。
南京町での散策を終えたら、神戸駅の方に向かって西へ歩いていきます。特に観光地があるわけでもない、ただの街歩きです。道中、旧三菱銀行神戸支店を低層部に使ったタワマンがあり、はぇ~すっごい高尚…となったりしていました。
というわけで、神戸駅に到着!
神戸駅付近は目立った観光地があるわけでもなく、三宮駅付近と比較して見どころは少ない感じでした。三宮駅を中心に行動して正解でしたね。
さぁ、ここから三宮駅までJRで移動しよう……と考えていたのですが、JRが止まっていて駅員曰く30分は動かないとのことだったので阪急で移動。時間に余裕持って動いていて良かった~と思うと共に、こういう時に2系統通ってると強いなと思います。
また、地味にこの旅行中に乗る機会のなかった阪急に乗る良い機会でした。阪急はJRと比較して金がありそうな駅舎で、車両も新しかったです。
そんなわけで、神戸空港に戻って来ましたよう!
到着時はほとんど見なかった神戸空港ですが、典型的な地方空港といった構造で、1階に到着ロビー、2階に出発ロビー、3階にレストラン・カフェ、屋上に展望デッキがあります。
出発まで時間もあったので、お土産屋を漁りつつ展望デッキを見ておきます。
空港にありがちな展望デッキです。奥には管制塔も見えますね。
何故か説明書きもなく置かれている巨大ブロッコリーです。調べてみたところ、特にブロッコリーが有名とかそういうのではなく、訪れた人がミニチュアになった気分を味わえるフォトスポットのようでした。
時間になったので飛行機に乗り込み、羽田空港へと離陸!
というわけで旅行終わりです。楽しかったです……楽しかったんですが……思ったより疲れました! 2泊3日なのでそんなに大きい旅行でもないんですが、徒歩が多かったからですかね? あと加齢の為か年々旅行終わりが辛くなっている気がします。悲しいなあ。
神戸は特に目的意識を持って行った訳ではありませんが、優美な街並みと豊富な観光資源を持った魅力的な場所だと思いました。こういう風に地方の魅力を発見できるのも、旅の良いところなんだと思います。
次回の旅行は相変わらずノープランですが、早ければ3月、遅ければ5月くらいに行きたいなあと考えています。仕事の都合で先行きが読めないのですが、夏季休暇を使う大型旅行の前に1回は旅行をねじ込みたい! ので、次回はその旅行記を書きたいですね。
それではまた!