tk's diary

2022年9月18日~9月20日 鬼怒川・日光小旅行

tkです。2022年9月18日(日)~20日(火)に妻と2人で鬼怒川・日光への小旅行に行ってきましたのでこのことについて書こうと思います。……何か最近小旅行してばっかりですね。

9月末でとうとう県民割も終わります。そして10月からは全国旅行支援が始まりそうです(といっても執筆時点で情報があまりありませんが)。この県民割という制度を使い倒してきた私たちですが(おそらく15泊以上している)、県民割が終わって全国旅行支援になったら近場の旅行はあまりしなくなりそうなので、前々から気になっていた鬼怒川・日光にふらっと行ってみよう、というのが旅の目的です。

あとじゃらんのポイント消費もあります。県民割で宿泊しまくっているのでポイントが貯まって貯まってしょうがないのです。嬉しい悲鳴ですね。県民割+じゃらんクーポン+じゃらんポイントを全て活用することで破格で宿に泊まれます。じゃらん万歳! UI は前時代的でクソだけどお得過ぎて好き。

とまあいつもの乞食話は置いておいて、つらつらと旅行の話を書いていきますか。

 

1日目(9/18)

まずは春日部へ移動します。クレヨンしんちゃんとからき☆すた(死語)とかで有名ですよね(?)。

そこから、『リバティ』という特急に乗って移動します。リバティは東武鉄道の特急です。前記事で書いたサフィール踊り子なんかと比べると特徴は特にありません。

www.tobu.co.jp

そうはいっても、やっぱり在来線より楽なんですよね。アガサ・クリスティのミステリを読みながら移動時間を潰します。

因みにこの特急リバティ、全席指定席なのですが、なんと満席でした(驚愕)。3連休とはいっても今日は連休の中日なので、これはちょっとびっくりしました。

というわけで1日目の目的地である鬼怒川温泉に到着!

鬼怒川温泉駅。歴史ある観光地だけあって駅舎は和風です。

鬼怒川温泉駅鉄道むすめがお出迎え。鉄道むすめという存在を初めて知りました。

駅周辺は新しい建物が多く、そこは流石に観光地という感じですね。

まずは宿に荷物を預けに行きます。駅前は人がそれなりにいますが、街中を出歩いている人はほとんどいない印象です。まあ、街中に旅情はあまりなく湯巡りも食べ歩きもできないので、みんな宿に籠ってのんびりしているんでしょうね。(こういう温泉街に来る度に引き合いに出してますが)やっぱり城崎温泉って凄いんだなと思います。

で、駅から歩くこと数分、本日の宿に着きました。本日の宿はここ、鬼怒川パークホテルズです。

鬼怒川パークホテルズ入口。何か旅情がありそう。

入口部分は和風で良い感じに仕上がっていると思います。ロビーはこんな感じ。

ロビー。入口の和風な感じとは打って変わって洋風です。

建物内部はどことなく昭和の雰囲気が漂うつくりです。実際、鬼怒川温泉はバブル時期に栄華を極めた観光地なので、こういう雰囲気の宿は多いのでしょう。そんな昭和的な雰囲気のホテルに現代的な絵柄の温泉むすめがいて、ちょっとミスマッチな感じです。

温泉むすめ。以前訪れた温泉街にもいましたね……

宿に荷物を預けて、外に出ます。このあたりから雨がやや強まりだしました。それもそのはず、この3連休は台風第14号が襲来した連休です。台風自体はまだ鹿児島の南海上あたりですが、台風がもたらした空気で雨が降っているんですね。

ここからはほぼ何も計画がなかったのですが(無計画旅行)、お腹が減っていたこともあり、宿近くの地元民向け食堂に足を運ぶことに。Google レビューで星4つ以上なので外れではないでしょう。

地元民向け食堂の店内。名言らしきものがそこかしこに飾ってあります。

この食堂はテーブル数が何と3つしかありません。地元民向けらしく小規模ですね! ↑の写真にも載っているわがまま定食という定食と、天丼を注文することにしました。

わがまま定食。唐揚げととろろを中心とした定食です。

天丼。こちらは定食ではありません。

ナカナカヤルジャナイ、という感じです。ボリューム満点で味も良し! 駅前のぼったくり飯屋よりコスパも良し! 大満足の昼食でした。銚子に行ったときも思いましたが、こういう地元民向けの食堂って外れがありませんね。

因みに、私たちが店に入って出ていくまで客は地元民おばちゃんが1人テイクアウトしていったのみでした。経営は大丈夫なのだろうか……。

お腹も満たされたところで何をするかというと、廃墟巡りです!

ネットやテレビで散々特集されているのでご存知の方も多いでしょう。ここ鬼怒川温泉は廃墟群があります。廃墟が一つではなく複数あるのです。

何故廃墟になったのか? ここ鬼怒川温泉は東京から2時間弱で来ることができ、アクセスが良い温泉街となっています。そのアクセスの良さでバブル時期には大いに賑わっていたそうですが、何を血迷ったか「団体客しか受け付けねえから個人客とか来なくていいよ」とイキり殿様商売を始め、バブル崩壊で全てが終わってしまった、というわけですね。こち亀両さんみたいなことしてんなお前な。

そんな経緯で、鬼怒川東岸にあるホテルは一つ残らず廃墟になるという偉業を成し遂げたのです。昭和企業の鑑がこの野郎……因みに、廃墟化の経緯についての情報はソースがネットなので取り扱いには注意してください。この情報を鵜呑みにして何かしても筆者は一切の責任を取りません(お約束の枕詞)。

とまあそんな感じで、ここには廃墟があります。鬼怒川温泉駅鬼怒川公園駅の鬼怒川東岸を北に歩いていき、廃墟ウォッチングをしていきます。中には入るといった不法行為はしません(治安も心配ですし)。

赤枠が鬼怒川温泉駅鬼怒川公園駅の廃墟通りらへん(超ざっくり)。

鬼怒川温泉駅から少し歩いて、廃墟通り入口に着きました。本当に鬼怒川の街中に廃墟群があるんです。このアクセスの良さが廃墟マニアからはウケがいいらしいですね。

廃墟通り入口部。

↑の写真の手前の建物は、『鬼怒川観光ホテル東館』という廃墟で、廃墟群の中では最も南に建っています。

鬼怒川観光ホテル東館入口。草が生い茂っています。

このホテルは今も現役の『鬼怒川観光ホテル』というホテルの別館で、運営会社が倒産して廃墟となりました。今も現役の鬼怒川観光ホテルは大江戸温泉物語グループが経営権を買い取ったとのことです。

因みに、『鬼怒川観光ホテル西館』という建物も存在しましたが既に解体済。廃墟マニアからはこの解体が惜しまれていました。

鬼怒川観光ホテル東館のお隣にも廃墟があります(↑の廃墟通り入口部の写真奥)。

鬼怒川観光ホテル東館隣、詳細不明の廃墟。

外にはホテル名が書いていません。この廃墟の詳細について調べてみました! 分かりませんでした。(クソブログ)

この廃墟前にはバス停があります。時刻表は相当まばらです。今も運行しているんですかね……?

詳細不明の廃墟前のバス停。

お次は『鬼怒川第一ホテル』です。ここも運営会社が次々と倒産したとのこと。

鬼怒川第一ホテル。「歓迎」と書かれた文字が物悲しい。

このホテルの前にもバス停が鎮座しています。もう訪れることのない宿泊客を待ち続けているのでしょう。

鬼怒川第一ホテル前バス停。

まだまだありますよ。次は『きぬ川館本店』です。

きぬ川館本店。ここは看板が比較的ちゃんと残っていますね。

営業中のまま経営陣が逃走したホテルとしても知られています。その後、現場の従業員が運営を続け、予約が入った分は何とかこなしたんだとか。因みに今現在も経営陣は行方不明で、このホテルの解体が行えない原因になっているとのこと。ヤバすぎる……

このホテルは河童をコンセプトした旅館らしく、内部にはいたるところに河童モチーフの物が転がっているようです。奇しくも、廃墟になったことで、河童という妖怪がマッチしているような気がします。

きぬ川館本店の外壁に描かれた河童。

そして廃墟群の〆は『元湯 星のや』。廃墟群で最も北側に建てられています。

元湯 星のや。星野リゾートではありません。

源泉かけ流しの宿と銘打ったこの宿、なんと大正14年創業の老舗(驚愕)。そんな歴史ある老舗も、バブル崩壊、そして経営難には勝てなかったようです。祇園精舎の鐘の音、という感じですね。

というわけで廃墟群は終了です。いかがでしたか?(クソブログ)

この廃墟群の北側にも休業中と思しきホテルがいくつかありました。バブルが弾け飛んで多くのホテルが廃墟となりましたが、今度はコロナ禍で経営が苦しいホテルが出てきたのでしょう。そのような状況下で生き残れるか、鬼怒川という観光地の底力が試されています。

雨の中車の往来の激しい廃墟群を巡ったのでもうクタクタです。帰りは鬼怒川公園駅から鬼怒川温泉駅までバス停で戻り、宿に戻る事に。鬼怒川公園駅鬼怒川温泉駅の隣駅ですが、古く寂れた駅でした。一駅離れただけでこうなるのか……

宿にチェックインし、お部屋でくつろいだり、温泉に入りに行ったりしました。

宿のお部屋。洋間一間でやや広めのお部屋。

宿内のフォトスポット。

この宿、何というか、う~ん。やはり昭和的というか何というか、現代のホテルに慣れていると色々と思うところがあります(部屋の洗面所が使いにくかったり)。(県民割があるとはいえ)元はそれなりの値段の宿なんですがね。まあ連休の中日ですし仕方ないですね。

まあ宿についてはあまり触れずに1日目を終わります。

 

2日目(9/19)

おはようございます。2日目の目的は、『東武ワールドスクウェア』という施設に行くです! この旅行のメイン目的でもあります。世界遺産含む世界の有名建築物が精巧なミニチュアで再現されており、それを見て楽しむことができます。

www.tobuws.co.jp

というわけで宿をチェックアウトし、東武ワールドスクウェアへと徒歩で向かいます。電車だと東武ワールドスクウェア駅鬼怒川温泉駅の隣駅ですので歩いていけます。

東武ワールドスクウェアに着きましたが……入口は地味ですね! 見落としそうです。

東武ワールドスクウェア入口ゲート。

ドッグランにもなっている樹木が立ち並んだエリアを抜けると、入場口が見えてきます。何とも言えないキャラクターが出迎えてくれました。

東武ワールドスクウェア入場口。ここで入場料を支払います。

本来の入場料は2,800円ですが前売券だと300円安いので前売券を買っておきましょう(私たちは1日目に鬼怒川温泉駅で買いました)。というわけで入場!

園内入口。USJみたいなモニュメントだぁ……(直喩)

園内にはこんな感じでミニチュアが置かれています。

首里城(沖縄)と東武ワールドスクウェアの客。

画像は首里城のミニチュア。言わずとしれた沖縄の世界遺産で、数年前に火災が起きてニュースになってましたよね。こんな感じで建築物が25分の1スケールで作られています。客との対比でだいたいのサイズ感が分かるかな?

それにしても悪天に関わらず結構お客さんが入っています。とりわけ子連れが多い印象でした。ディズニーとかに行くより教育的だからなのでしょう。お金もあまりかかりませんし……

では、次々ミニチュアを見ていきましょう!(流石に全部は紹介し切れないので部分的に載せます)

道後温泉(愛媛)。ミニチュアの傍に概要+豆知識が書かれた看板があります。

ここは愛媛の道後温泉。私はよく知らなかったのですが、こんな千と千尋に出てきそうな趣深い外観をしているんですね! 愛媛に行く機会があったら是非行ってみたいです。

熊本城(熊本)。こちらも数年前に熊本地震で被災しており、記憶に新しいです。

熊本城。城のことはあまり分かりませんが、こうやって外から見ると外部の石垣がうず高く積み上がっていることが実感できます。

厳島神社(広島)。

厳島神社です。海を模した池に浮かぶ光景は神秘的。ここも行ってみたいんですよね! でも広島に行く機会があんまりないという。

ここからはアジアゾーンです!

万里の長城(中国)。長すぎて見切れています。

万里の長城です。デカすぎんだろ……ミニチュアでも写真にまったく収まりきっていません。25分の1スケールでも長城すべてを再現しようとしたら恐ろしいことになるはずなので、流石に一部分だけ切り取って再現したものと思われます。

故宮(中国)。名前が厨二臭いと思うのは私だけでしょうか。

故宮。中国版京都御所的な場所です(超ざっくり理解)。でもスケールは桁違いにデカいですね。ググったら72ヘクタール(72万平米)あるらしいです。万里の長城といい故宮といい、スケールのデカい国ですね。

タージ・マハル(インド)。名前だけ知っている人も多いのでは?

お次はインドのタージ・マハル。昔の皇帝が亡き愛妃の為に作った墓廟らしいです。妻は世界遺産検定マイスター(世界遺産検定の最高位)持ちなのでムガル帝国がどうのこうのとよく知っています。私は教養がないので白い廟が綺麗だなと思いました(小並感)。でもこういう建物を見て大昔を思うのは好きですよ。

アンコール・ワットカンボジア)。

カンボジアアンコール・ワットです。アンコールは「都」、ワットは「寺」を表す言葉なので、アンコール・ワットは「都のお寺」です。そのままですね。文明が滅ぼされた後は密林の中に放置されていたらしいです。

マスジット・イ・シャー(イラン)。

イランのマスジット・イ・シャー。こちらもお寺で、和訳すると「王の墓」とそのままですね。寺という点ではアンコール・ワットと同じですが、こちらは装飾が華美ですね。お国柄でしょうか? それとも完成当初はアンコール・ワットにも装飾が施されていて、劣化で装飾がなくなってしまったのでしょうか。余談ですが、妻はここで昼寝したことがあるらしいです。

次からはヨーロッパ、行ってみましょう!

サグラダ・ファミリア(スペイン)。

皆大好きスペインのサグラダ・ファミリアです。某ITシステムがよくこれに例えられたりしてましたね。ミニチュアでは建造中であることまで再現されています。芸が細かい! ガウディという天才建築家の作ですが、彼が残した設計図や模型は内戦により消えてしまいましたが、その意思は受け継がれて今も建築され続けています。

グエルパーク(スペイン)。

スペインのグエルパーク。こちらもガウディの作です。美術のことはよく分かりませんが、なんとなく彼の非凡さが感じられますよね。

ヴェルサイユ宮殿(フランス)。

フランスのヴェルサイユ宮殿です。ヴェルサイユ条約とかヴェルサイユのばらとかのあのヴェルサイユですね。ミニチュアにされるとこの宮殿の広大さが分かりますね。

ヴェルサイユ宮殿裏の噴水庭園。水は10km離れたセーヌ川から引いてるらしい。

宮殿裏には広大な噴水庭園が広がっています。豪華絢爛であり洒落た雰囲気でまさにフランスといった感じですね。

サン・ピエトロ大聖堂バチカン市国)。

バチカン市国サン・ピエトロ大聖堂キリスト教カトリックの総本山です。ローマ教皇が住む宮殿などがあります。バチカン市国は国全体が世界遺産に指定されているんですね……

パルテノン神殿ギリシャ)。

お次はギリシャパルテノン神殿。いきなり建築物の年代が古くなりました! アクロポリスにあることを表現しているのか、ミニチュアも小高い丘の上にあります。芸が細かい。こういう古い神殿を見ると、人類の歴史を感じますね。

さてさて、次からはエジプトです。

アブ・シンベル(エジプト)。

エジプトのアブ・シンベルです。岩山を掘削して作られたというから驚きですね。4体の像は全て同じ王様らしいですが、1体は顔が取れてしまっています。アガサ・クリスティ『ナイルに死す』でも登場しますから、昔から観光地として親しまれてきたことが伺えます。

3大ピラミッド(エジプト)。

エジプトの3大ピラミッドです。このような建築を当時の技術力で行ったというのは驚きですよね。写真には映っていませんが、近くにはスフィンクス君もいます。

さて、ここからアメリカ→現代日本と続きますが……ここからはもう現代的な建物ですから、写真はまあいいでしょう。

雨が降ってる中歩き回ったので結構疲れました。園内のレストランで遅めの昼食としましょう。というわけで園内レストランの1つである「平安」に入ります。床が畳なのが良い感じです。

園内レストラン「平安」。和食の店になります。

ゆば・天ぷらのそば・うどんをそれぞれ1つずつ注文しました。値段はちょっと観光地価格かな? という感じですが、疲れた身体に染み渡る美味しさです。

ゆば・天ぷら付きのそば。1,600円也。

その後、お土産屋で県民割クーポンを消費してから、ワールドスクウェアを後にします。予想以上に楽しめて大満足です。

というわけで、今日の宿へと向かいましょう。東武ワールドスクウェア駅から東武日光駅へとGO! 余談ですが、東武ワールドスクウェア駅は駅に建築物が描かれています。

東武ワールドスクウェア駅外観。どれが何だか全部分かるかな?

東武日光駅に着いたらすぐさまバスに乗り換え、宿へ。今日の宿はここ、『ガストホフ あみ』です。ホテルというよりはペンションが近いですね。写真は本館ですが、客室はいくつかのコテージに分かれています。

ガストホフあみ本館。ガストホフはドイツ語で「心からのおもてなしの宿」という意味。

客室コテージの外観と内装はこんな感じ。

客室コテージ外観。

客室コテージ内装。クソデカベッドはフランスベッドのものになります。

ちょっと古いですが綺麗に手入れされてますし、西洋風で良い感じです。最近クリスティの影響で西洋かぶれになってきているので、こういう内装は好きですよ。

そしてこの宿の大きな特徴ですが、小さいながら客室に露天風呂が付いています! この時期は湿気が籠りがちなので助かりますね。

客室露天風呂。自分でお湯を張ることなく入れます。

というわけで、客室でのんびりしたり露天風呂に入ったりして疲れを癒します。夕食は本館食堂で食べたのですが、こちらも雰囲気は良い感じでした。

夕食in本館食堂。コース料理スタイルです。

夕食中、犬の鳴き声が聞こえたのでオーナーさんに尋ねると、本館で飼っているとのこと。お願いして会わせてもらうことに。「ちょび」という名前で、元気なおばあちゃん犬(12歳)でした。犬は可愛いですね。

観光に食事、露天風呂、そして犬(?)に満足しつつ2日目を終えます。

 

3日目(9/20)

旅行最終日です。まずは朝食です。こちらも本館食堂での提供になります。

朝食in本館食堂。パンはおかわり自由です。

いや~良い宿でした。チェックアウト日が平日とはいえ夕朝食付きでかなり安く泊まれましたし、大満足です。宮古島旅行といい、民宿・ペンションタイプの宿で当たりを引く確率が高い気がします。こういう宿はオーナーさんと触れ合えるのも、魅力の一つですよね。

3日目は世界遺産である日光の社寺に宿から歩いて向かいます。日光の社寺は、日光東照宮日光二荒山神社・日光山輪王寺の3つからなり、これらがセットで世界遺産です。

ただ、これらの社寺を全部観光したわけではなく、省略しながらの観光になりました。というのも、これらの社寺は山の上に建っていて階段が多いのですが、この階段が段差が等間隔に整備されてない石段なんですよね。眼が悪い私にとって段差の境界が分かりづらいこういう石段は天敵です。おまけに雨が濡れてかなり滑りやすくなっています。お、労災か?

まあもともと3日目はおまけ程度の予定でしたし(大失礼)、仕方ありませんね。日光二荒山神社だけ回って市街地に戻ることにします。

日光二荒山神社(にっこうふたらさんじんじゃ)。

この神社の名前である二荒山ですが、「にこうさん」と呼ぶのがなまって「にっこう」になり、今の日光という地名に繋がったという説があるそうです。

境内には良い縁うさぎなる像が鎮座しています。ここに限らず、縁に関するパワースポットが多くありました。

良い縁うさぎ。そんな出雲大社みたいな……

また、謎の萌えキャラもいます。世界遺産になるくらい由緒正しい神社でも萌えキャラを採用するんですね。

謎の萌えキャラ。ググったら結構前から採用してるっぽいです。

境内には二荒霊泉という聖なる水が湧くスポットがあります。眼の病気の良いとのことなので一口飲みました。

二荒霊泉。因みに、看板に書かれている休憩所「あずまや」は休業中でした。

さて、拝殿で参拝しようと足を運ぶと……お賽銭箱に paypay の QR コードが貼ってある! これは噂に聞いていたキャッシュレス対応神社だあああ! 実際に見たことなかったのでテンション上がります。

お賽銭箱と 箱の左上に貼られた paypay の QR コード。

というわけでお賽銭を paypay で払い、二礼二拍一礼(いつもの)をします。

お賽銭の支払い完了画面。支払額は100円で固定でした。

いやあ便利ですね。最近だと現金をほとんど持ち歩かない人も多いと思うので(私もそう)、良いんじゃないでしょうか。神社側からしても、賽銭泥棒のリスクとか賽銭回収・小銭両替の手間とかをなくせますし(特に最近は小銭両替で高い手数料を要求する銀行も多いですからね)。

拝殿の奥に本殿がありますが、本殿は外から外観を見ることができます。神様に一番近いとのことなので、ここでも一礼しておきます。

神様に一番近いという参拝所。手前が拝殿、奥が本殿です。

あらかた回り終えたので、二荒山神社を後にします。

二荒山神社参道。両側に森、中央に鳥居と、神秘的な構図です。

あとは、日光東照宮を中心としたエリアを少し散策しつつ、市街地に戻ります。

こんなところに上島珈琲店があるんですねえ。

標高634mもあるというのは驚きです。

神橋。周りは市街地です。

東武日光駅日光東照宮を結ぶ道がメインストリートになっていますので、散策しつつ東武日光駅に向かいます。

道中、新旧2つの日光市役所を見かけました。どっちも雰囲気が良いですね! こういうところで働きたい(願望)けど、BtoC は嫌(本音)ですね。

日光市役所。2018年3月まで使われていたんだとか。

日光市役所。こっちも雰囲気は好きです。

昼食は東武日光駅近の店で県民割クーポンが使える『湯波こまち』という店にしました。その名の通り何にでもゆばを入れるという店で、ゆばカツ丼、ゆばコロッケ、ゆばトマトスープなどのメニューがあります。結構奇妙なメニューでしたが美味しかったです。お値段もリーズナブルで良し。

ゆばカツ丼。その名の通り肉は入っていません。健康的!

食後はカフェで一息つきます。何気に日光は良い雰囲気のカフェが多いんですよね。一番行きたかった日光東照宮のエリア内にあるカフェは休業していました。残念。

仁右衛門。雰囲気の良い和カフェです。

抹茶ババロア。何気にこれを食べられるカフェは少ない気がします。

抹茶ラテ。金箔が甘い!

飲食を終え、東武日光駅に戻ってきました。駅前のお土産屋で県民割クーポンを消費して、帰路に着きます。帰りも勿論特急です(行きは特急リバティ・帰りは特急けごん)。

東武日光駅。駅前はお土産屋でひしめいています。

というわけで今回も小旅行おしまいです。オツカレチャン!

冒頭で触れたように10月からは全国旅行支援が始まる予定です。なので10月は遠出したいところです。県民割と同様、全国旅行支援もフル活用していきたいと思います!(今後の抱負)