tk's diary

2021年11月29日~12月1日 鹿児島旅行

tkです。2021年11月29日(月)~12月1日(水)に妻と2人で鹿児島旅行に行ってきたことを書こうと思います。

記事にも書いた前回の山陰旅行から半年近く期間が空いてしまいました。というのも、コロナウイルスが猛威を振るっていたからです(言うまでもないですね)。

本当は夏休みの長期休暇を利用して宮古島に行くなどしたかったのですが、当時の離島はコロナ蔓延によって壊滅的な状態であり、泣く泣く断念したという事情があります。その後、近場に出かけることはあっても遠くに出かけることはありませんでした。

どこでもいいけどとりあえず遠くに行きたい! というわけで、久しぶりに旅行に行くことになりました。

今回は鹿児島です! なぜ鹿児島なのか? それはたまたまです。山陰旅行の記事でも書きましたが、今回も JAL の「どこかにマイル」という制度を使い、お金を使わず飛行機に乗ります。陸マイラーが輝く瞬間ですね。

 

1日目

まずは羽田空港へ。今住んでいるところは羽田空港まで一本で行けることが地味に便利だったりします。

今回は JAL から朝早い便を指定された為、5時45分に起床しました。普段仕事で出勤する時でも7時起床だというのに、5時45分! とっても早いですね。

時間に余裕を持って到着し、羽田空港のラウンジ POWER LOUNGE (実家のような安心感)で一服します。飛行機を眺めながらホットミルクを飲んで栄養補給!

f:id:tk_megalith:20211204084813j:plain

羽田空港の POWER LOUNGE。一定のカードを持っていると無料で利用できます。

その他、家から持ってきたソイジョイも空港で食べました。山陰旅行の時は朝食を抜いたせいで飛行機で酔ってしまったので、空腹で飛行機に乗らないようにします。

そのまま飛行機に搭乗。事前に座席指定すると空港でチェックインする作業が必要なくなるので、覚えておきましょう。毎回搭乗前の座席指定を忘れている気がする……

飛行機に揺られて2時間弱、鹿児島空港に到着!

空港は山の中にあり、周囲は虚無です。市内に出るには空港連絡シャトルバスを使う必要があります。こういう空港の構造は出雲空港や広島空港と似ていますね。市街地に近い場所にある羽田空港や大阪空港はかなり珍しい部類です。

ここ鹿児島空港の特色として、なんと空港に足湯があります!

f:id:tk_megalith:20211204084937j:plain

鹿児島空港の足湯。日本の空港ではじめて温泉を使用した足湯らしいです。

そう、鹿児島県は温泉大国なのです(桜島があるので当然といえば当然かもしれませんが)。嬉しいサービスですね。空港連絡バスの待ち時間に足湯に入って一息。

そして空港連絡バスで鹿児島市内へ。実は鹿児島市はとても栄えています。何たって鹿児島中央駅は新幹線の終着駅ですからね。どことは言いませんが、どっかの県庁所在地(笑)も見習ってほしいものです。(駅前の大型商業施設が潰れてるのはヤバくないですか?)

1日目の目的地は桜島です。市内から桜島フェリーを使って桜島に向かいます。

f:id:tk_megalith:20211204085223j:plain

桜島フェリー乗り場前。市内からも桜島を楽しめます。今日は天気が良い!

日本で最も活発な火山である桜島が、こういう風に市内から見られるのは凄くないですか? 流石、火山と共生している都市です。マグマシティの名は伊達ではありません。

ちなみに桜島フェリーの料金は大人200円。市バスの一日乗車券など券を持っていれば更に安くなります。安くないですか? 電車の初乗り運賃くらいですよ。

あとこの桜島フェリー、なんと24時間運航しています。昼間は1時間に3~4本、深夜は1時間に1本と流石に本数は減りますが、24時間運航しているのは凄いことです。東京でも24時間運航している公共交通機関はありません。桜島フェリーは東京の公共交通機関よりも凄いのです(暴論)。

とまあ、一通り桜島フェリーの凄さを味わったところで、桜島に向かいます。

桜島フェリーの展望デッキでは、(天気が良ければ)色々なものを楽しむことができます。雄大桜島の風景、太陽光を反射してきらきら輝く水面、遥か彼方の地平線、海上を吹き抜ける風……

桜島フェリーの所要時間は約15分、あっと言う間です。都会にいたら決して味わえない自然の風景に心打たれながら過ごすことができました。

f:id:tk_megalith:20211204091029j:plain

展望デッキから撮った海と桜島桜島はもうすぐそこに迫っています!

f:id:tk_megalith:20211204090531j:plain

展望デッキから撮った水面と水平線。太陽光を反射してきらきら輝いています。

そして桜島に到着! 時刻はお昼。まずは腹ごしらえということで、道の駅桜島火の島めぐみ館へ。桜島フェリー乗り場から歩いて数分の場所にあります。

f:id:tk_megalith:20211204091326j:plain

道の駅桜島火の島めぐみ館。火の島って、何か名前がかっこよくないですか?

ここのお食事処で昼食をいただきます。桜島山麓扇状地が形成されており(小学校社会科)、水はけが良い扇状地で取れる大きい大根と小みかん(小さいみかん!)が名産品となっています。ほか、錦江湾(鹿児島湾)では海の幸が取れます。たかが刺身のツマ(大根)が美味しく感じる……!

f:id:tk_megalith:20211204091603j:plain

極上カンパチ刺身定食。ツマ(大根)、ゼリー(小みかん)、カンパチ(海の幸)。

さらにデザートにということで小みかんを使ったアイスクリームを購入! 柑橘の爽やかな風味とアイスクリームって合いますね(精一杯の食レポ)。美味しかったです。

f:id:tk_megalith:20211204092410j:plain

道の駅桜島名物(?)、小みかんを使ったアイスクリーム。250円(安い)。

そのまま宿(これもフェリー乗り場から徒歩数分の場所)に荷物を預け、サクラジマアイランドビューという循環バスに乗って桜島を見て回ります。500円の1日乗車券で途中下車し放題です。ちなみに Suica が使える(近代的!)ので1日乗車券を買わなくても小銭ジャラジャラはする必要はないようです。

まずは烏島(からすじま)展望所で下車。もともと桜島から離れて浮かぶ小島(烏島)が、大正の大噴火で溶岩流に飲みこまれた地続きになった場所なんだとか。噴火でここまで地形が変わるというのは面白いですね。何か、自然の鼓動を感じます。

f:id:tk_megalith:20211204093119j:plain

烏島展望所。烏島はもともと桜島の沖合約500mの場所にあったんだとか。

f:id:tk_megalith:20211204094051j:plain

烏島、この下に眠る……さしずめ島の墓所といったところでしょうか。

f:id:tk_megalith:20211204093807j:plain

大正の大噴火は烏島だけでなく、大隅半島桜島を地続きにしたりしています。すげえ。

烏島展望所から赤水展望広場まで歩いて向かいます。長渕剛(鹿児島出身)が2004年にオールナイトコンサートをした場所だそうです(75,000人も集まったんだとか)。叫びの肖像というモニュメントも飾られております。

f:id:tk_megalith:20211204094449j:plain

赤水展望広場からの風景。

再びバスに乗車し、国際火山砂防センターで下車。ここでは桜島の噴火による土石流の被害を防ぐ砂防について学べるようです。とても知的好奇心を擽られる施設ですね。また、展示だけでなく実査に土石流・火山の監視を行っているそうです。

f:id:tk_megalith:20211204094753j:plain

桜島国際火山砂防センター。SABO って……確かにそうなんですけど。

f:id:tk_megalith:20211204100509j:plain

「本年の爆発回数」って字面が面白くないです? 「爆発」にもちゃんと定義があるそう。

f:id:tk_megalith:20211204101104j:plain

実際の砂防施設。土石流を被害なく安全に海に流す役割があります。

またまたバスに乗車! 次は湯之平展望所で下車。桜島の4合目、標高373mの場所に位置します。標高が高いだけあって、少し空気がひんやりとしているように感じられます。

f:id:tk_megalith:20211204102330j:plain

湯之平展望所の石碑。アイランドビューで行ける最も標高が高い場所です。

f:id:tk_megalith:20211204102528j:plain

4合目まで来ただけあって、迫力が違いますね。火口からの水蒸気がよく分かります。

f:id:tk_megalith:20211204102913j:plain

展望所から見た薩摩半島。夜は夜景が綺麗なんだそうですが、その時間はバスが……

ここにはなんと野生の猫がいました。バスの運転手さんの話によると、桜島に住む野生の猫は猪の糞などを食べているようで、人があげるキャットフードはむしろ食べないとのこと。たくましく生きています……!

f:id:tk_megalith:20211204102752j:plain

野生の猫と遭遇! 鼻が黒いのは珍しい気がします。種類は何だろう?

そしてバスに乗車。道中、小みかんや大根の畑をバスから見ることができ、運転手さんによる説明もあります。桜島大根はその大きさがギネス記録に載っていて、ギネスはなんと 30kg 以上! 小みかんも世界一小さいみかんとしてギネスに載っており、1本の木に 25,000 個近い実がなったことがあるんだとか。1本の木に、ですよ?

そんなこんなで桜島フェリー乗り場(始点であり終点)へと戻ってきました。その足で、近くにある月讀(つきよみ)神社へと参拝します。

f:id:tk_megalith:20211204103530j:plain

月読神社。月読命豊玉彦命木花咲耶姫命など東方に関連する神様が祀られています。

この神社には(東方的にも有名な)木花咲耶姫命が祀られています。桜島の名前の由来の一説に「サクヤ」が「サクラ」になった、というものがあるそうです(諸説あるようですが)。

最後に、夕陽に照らされる桜島をパシャリ。夕陽に照らされてピンク色に輝く桜島……とても綺麗でした。

f:id:tk_megalith:20211204104419j:plain

夕陽をバックにして、ピンク色に染まる桜島

1日目の宿は、荷物を預ける際も訪れたここ「国民宿舎 レインボー桜島」です。国民宿舎って名前、珍しいですね。因みに、桜島は車を使わずにまともに行ける宿がここくらいしかありません。

f:id:tk_megalith:20211204104733j:plain

レインボー桜島。日帰りの食事や温泉にも利用することができるようです。

ここの名物であるマグマ温泉(黒い、そしてとても熱い!)に浸かり、夕飯をいただき(美味しかったです)、旅の疲れを癒します。ということで、1日目が終了! かなり密度の濃い1日になりました。

f:id:tk_megalith:20211204105018j:plain

夕食。旅館特有の感じで、この写真を撮った後から次々と料理が出されていきました。

 

2日目

起床してまずは朝風呂をいただきます。昨日あれだけ熱かったマグマ温泉は、それなりの水温でした。理由はよく分かりませんが、朝からあの水温だとヒートショックで死人が出るからとかそういうことなんでしょうか?

朝風呂を浴び身体が目覚めたところで、朝食をいただきます。

f:id:tk_megalith:20211206070720j:plain

朝食。朝から鍋物があるのは何だか豪勢に感じますね。

宿をチェックアウトしたら、桜島で昨日観光できなかった場所を散歩がてら少しだけ回ります。

まずは桜島ビジターセンターへ(宿から徒歩数分)。桜島の博物館的な役割をしている場所です。ビジターセンターに訪れた時、ここで飼っている(?)猫が凄く鳴いており、鳴き声が可愛くて中々展示物に集中させてもらえませんでした。でもここも面白い場所でした。砂防センターもそうでしたが、こういった博物館は知識を深められるので好きです。

その後、桜島溶岩なぎさ公園という公園に向かいます。ここにはオーシャンビューの足湯があります。足湯もかなり広いです。そして熱い! 脚の浸かっている部分が赤くなりました。

f:id:tk_megalith:20211206071007j:plain

溶岩なぎさ公園。1日目もマグマ温泉もそうでしたが、桜島の温泉は水温が高め?

そしてそのまま溶岩なぎさ遊歩道という道を途中まで散歩します。全長3kmもあるようですので流石に全部は歩きません(フェリーの時間もありますし)。

f:id:tk_megalith:20211206071715j:plain

溶岩なぎさ遊歩道。海を見ながら、のんびり散歩。

道中、野生の猫と出くわしました。なんだか桜島には猫が多い気がします。そしてこの猫たち、やっぱりと言うかなんというか、かなり人に慣れている! かなり近づいても全然逃げません。

f:id:tk_megalith:20211206071923j:plain

野生の猫、その1。

f:id:tk_megalith:20211206071949j:plain

野生の猫、その2。

猫と戯れた後、桜島フェリー乗り場へと戻り、フェリーで鹿児島市内へと戻ります。桜島、自然の雄大さを感じられてとても良い場所でした。また来たいと思えます。

f:id:tk_megalith:20211206072231j:plain

去り際の桜島。低気圧接近中につき、1日目より雲は多め。

フェリーから市バスへと乗り継ぎ、鹿児島中央駅に移動します。

2日目の目的地は……指宿(いぶすき)です! 鹿児島中央駅指宿のたまて箱という特急に乗り込みます。2011年3月12日(3.11の翌日!)に開通し、鹿児島中央駅指宿駅を繋いでいます。指宿の町おこし的な事業の一環でしょうか?

f:id:tk_megalith:20211206072511j:plain

指宿のたまて箱。1日3便しかありません。流石に少なくない?

f:id:tk_megalith:20211210195650j:plain

内装。玉手箱という名前の通り、和風なデザインです。

電車に乗り込むと鹿児島テレビがロケをしていました。そんなことある? そしてめちゃめちゃうるさい! 車掌さんは「あまりにもうるさければ言ってください」と気を遣ってくれました。パンサー尾形(名前はスタッフさんに聞きました)というとてもハイテンションな芸人さんがいらっしゃり、声がでかいなあという感想です(失礼)。

同じ車両に居合わせたということでインタビューを受けましたので、もしかしたら鹿児島テレビで私たちが映っているかもしれません。知らんけど。

迷惑をかけたということで、スタッフさんからクリアファイル4枚をいただきました。い、いらね~~!! QUO カードとか商品券とかくれ~~!!(屑)。

そんなこんなで電車に揺られること1時間、指宿駅に到着。指宿駅には何故かイーブイがいました。どうやら語感が似ているという理由で(指宿は「いぶすき」と読みます)、スポーツ・文化交流大使となっているようです。イーブイガチ勢の人は見に行ったんでしょうか。

f:id:tk_megalith:20211206073252j:plain

指宿駅イーブイたち。令和3年3月31日までって、もう期間終わってません?

指宿駅前には、なんとここにも足湯が! 本当いたるところに足湯がありますね。流石温泉大国。

f:id:tk_megalith:20211206110516j:plain

指宿駅前の足湯。ここの水温はそれなりです。

ちょっと指宿駅前を見てみましょう。ちなみに、先程に指宿のたまて箱に乗り合わせたパンサー尾形をはじめとした集団も駅前にぞろぞろいます。集団の中にはあの"サンシャイン池崎"もいました。な、懐かしい……! ぼくらの世代(20代後半)がギリギリ知っている芸人なんじゃないでしょうか。

f:id:tk_megalith:20211210200354j:plain

指宿駅前。ヤシが植わっているのは南国のイメージなのだと思います。

f:id:tk_megalith:20211206110907j:plain

指宿駅前の商店街。シャッター街と化しています。

虚無である指宿駅前を後にし、バスに揺られて長崎鼻へ。長崎鼻は、薩摩半島最南端を突き出た岬(薩摩半島のはしっこ!)となっています(残念ながら本土最南端は大隅半島の方です)。バス停で降りてみると……そこは虚無虚無タウンでした!

f:id:tk_megalith:20211210084822j:plain

バス停近くの街並み。良く言えば風情がある、悪く言えば古い町並み……

(一応)コロナ禍中とはいえ、人が少なすぎでは……? 鹿児島観光している人もアクセスが悪すぎてここまでは来ないのかしれません。折角指宿のたまて箱で頑張って町起こししようとしている(?)のに……

気を取り直し、虚無の町並みを通り抜け、長崎鼻近くにある龍宮神社へ向かいましょう。町並みとは対照的に龍宮神社はかなり真新しい建物でした。流石に観光地の売りは綺麗にしとこう的なやつでしょうか。

f:id:tk_megalith:20211210084531j:plain

龍宮神社。最近建て替えたそうで、かなり綺麗です。

龍宮神社はその名前の通り竜宮伝説発症の地とされており、(東方にも関連が深い)豊玉姫(いわゆる乙姫様)を祀っています。龍宮伝説は一説によると、当時のヤマトと琉球の繋がりを示している(龍宮=琉球)という説もあるらしく、本土南端のこの場所が竜宮伝説発症の地なことも納得できますね。

そして更に南へ! 目指すは長崎鼻です。道中では浦島太郎がお出迎え。

f:id:tk_megalith:20211210214832j:plain

浦島太郎の像。ちゃんと二回回りました。

このあたりの景色はまさに風光明媚です。見渡す限り海、そして水平線が広がっています。水深の浅いところだとエメラルドグリーンっぽい色に見えて、とても綺麗でした(写真だと分かりにくいですが)。

f:id:tk_megalith:20211210085655j:plain

見渡す限り水平線が広がっています。生憎空は曇りです(低気圧接近中)。

ついでに長崎鼻からは開聞岳も見えます。二大自然、海と山が同時に味わえるの、最強じゃないですか?(小学生並の発想)

f:id:tk_megalith:20211210085952j:plain

開聞岳薩摩半島の南端に位置する山です。日本百名山にも選ばれているそうです。

海を一通り味わったところでバスに揺られて指宿へと戻ります。道中、バスから見えたフラワーパークかごしまの駐車場はガラッガラでした。指宿、本当に大丈夫なのか……?

さて、この日は前線伴った低気圧が接近中であり、今にも雨が降ってきそうです。そこで、まずは荷物を宿に置くことに。今日の宿はここ「民宿たかよし」です!

f:id:tk_megalith:20211210090210j:plain

民宿たかよし。民宿というだけあって、外面はごく普通の一軒家ですね。

この宿、楽天トラベルのレビューが驚異的に高く、なんと 4.94/5 を記録しています。あまりにもレビューが高いのでここに宿泊することにしました。はじめての民宿です。

出迎えてくれたのは腰が曲がった70歳台のおばあちゃん。かなり人の良さそうな感じです。アットホームな宿ということに期待できます。

宿に荷物を置いて外に出ると、雨が降り始めていました。まさに絶妙なタイミング。

小雨が降る中、たかよしから徒歩で砂むし会館砂楽へ。

f:id:tk_megalith:20211210090624j:plain

砂むし会館砂楽。ここにもイーブイが!

砂むし会館という名前の通り、ここでは砂蒸し風呂を楽しむことができます。砂蒸し風呂は呼んで字の如く温かい砂に身体を埋めて温まる施設を指します。世界でも珍しいらしく、ここ指宿の名物となっています(というか他に名物が長崎鼻・龍宮神社しかないような……)。雨が降っているのに砂蒸し? と思われるかもしれませんが、ここには全天候型の砂蒸し風呂があり、雨が降っていても楽しむことができます。

砂蒸し風呂の写真は撮れませんでしたが、とても心地よかったです。あと、砂は重いということを体感できました(知識としては知っていましたが)。しかし砂に埋められていると土葬されている気分になりますね。

砂むし会館砂楽に一つだけ言うことがあるとすれば……全天候型の砂蒸し風呂を名乗るのであれば、そこまでの道も屋根を付けてくれ……! 今雨が土砂降りなんだ……!

そんなこんなで砂蒸しを終え、土砂降りの雨の中(まさに前線通過中)、たかよしへと戻ります。荷物を置いてきて本当に良かった……!

土砂降りの雨ですっかり冷えてしまったので、たかよしの温泉に入りにいきます。そう、たかよしは民宿といっても温泉が付いているのです……! 流石としか言いようがありませんね。

温泉で身体を温めたら夕食をいただきます。和室でおばあちゃんがホールスタッフをしている中食事をするのは、まさに民宿のイメージ通りですね。そしてこの夕食がめちゃ美味い……!

f:id:tk_megalith:20211210090929j:plain

たかよしの夕食。さつま揚げは自家製なんだとか。

とてもリーズナブルな値段で泊まれて、これだけレベルの高い夕食が出てくるのは凄いですね。レビューがあれだけ高い理由も納得です。

そしておばあちゃんがめっちゃ良い人なのです。民宿たかよしは家族経営で、(おばあちゃんの家族の話になってしまうのでここには書けませんが)色々心温まるお話をしてくれました。なんか……なんかあったかい……!

 

3日目

ここでも朝風呂をいただき、朝食をいただきます。相変わらずの美味しさ。もう既に民宿たかよしの信者になりつつあります。

f:id:tk_megalith:20211210161643j:plain

たかよしの朝御飯。日本の朝御飯って感じだ(語彙力の欠如)。

そして宿をチェックアウト。ありがとう、おばあちゃん……! 部屋に付いてたノートに書き残しておいたからね……!

指宿から鹿児島市内へと向かいます。といっても、鹿児島市内行の特急(指宿のたまてばこ)は一番早い便が10時56分です。したがってこの時間までは指宿にいないといけないわけですが……うん……見るところがねえ!!!

というわけで指宿にあるイーブイのマンホールを見て回りましたとさ。これも指宿×イーブイ関係のアレらしいです。金銀世代なので、イーブイブラッキー・エーフィのマンホールをパシャリ。余談ですがサンダースのマンホールはめっちゃ駅から遠い場所にあるらしいです。可哀想……!

f:id:tk_megalith:20211210161931j:plain

イーブイのマンホール。一番目立つ指宿駅前にありました。

f:id:tk_megalith:20211210162020j:plain

ブラッキーのマンホール。指宿駅前ですが人通りが少ない方の出口にあります。

f:id:tk_megalith:20211210162044j:plain

エーフィのマンホール。比較的指宿駅から近い公園にあります。

マンホール探しに加え指宿駅前の足湯で時間を潰し、指宿のたまてばこで鹿児島市内へと戻ります。ということで3日目は鹿児島市内をぶらぶらします!

やっぱり鹿児島市内はとても栄えています。それにしても、3日目は低気圧の通過で冬型の気圧配置なのでとても寒い……!

気を取り直して、まずは維新ふるさと館へ。

f:id:tk_megalith:20211210162343j:plain

維新ふるさと館。かなり鹿児島中央駅から近い場所にあります。

言うまでもなく鹿児島は維新において重要な役割を果たした土地です。西郷隆盛が薩摩(鹿児島)出身なのは有名ですが、大久保利通も薩摩出身だったんですね。面白くて軽く見て回るつもりが結構ガチ目に見てしまいました。惜しむらくは私に日本史の教養がないことでしょうか。

維新ふるさと館から鹿児島市内を散歩しつつ天文館に向かいます。その名前の通り天文館を立てた場所にちなんではいますが、アーケードになっている繁華街です。(西日本の方がアーケードになっている繁華街が多い気がします。気のせいでしょうか?)

f:id:tk_megalith:20211210162604j:plain

天文館。何気に南九州一の繁華街らしいです。鹿児島、凄い……!

ここ天文館で昼食を取ります。維新ふるさと館で思ったより時間を使ったので、遅めの昼食です。ランチ14時までのところ、13時50分くらいに入店した私たちを快く受け入れてくれてありがとう……!

f:id:tk_megalith:20211210162715j:plain

昼食。「たんぱく室」というお店です。とても良い店です。

昼食をいただいたら腹ごなしに天文館をぶらぶら。いやそれにしても本当に栄えてますね。見て回ってるだけでも楽しいです。天文館の農産物直売所では東京の半分くらいの価格で野菜が売られており、妻が大喜びで買ってました。

ある程度お腹をすかせたら天文館むじゃき本店へ。ここでは鹿児島名物の一つ、白くまを食べることができます。白くまとは、フルーツと練乳をふんだんに使ったかき氷のことです。

f:id:tk_megalith:20211210163010j:plain

天文館むじゃき本店。鹿児島に来たら白くまを食べずには帰れません。

f:id:tk_megalith:20211210162905j:plain

白くま。名前の由来は、上から見ると白いくまに見えるからだそうです。

そうこうしている内に空港連絡バスの時間となりました。あっという間でしたね……! バスに乗り込んで空港に戻ります。バスが発車した直後、バスに乗り遅れたおばちゃんがバス停で困っていたのですが、周囲の人がバスの運転手に呼び掛けたことでバスに乗れていました。乗り込んだ後には拍手が起こっていました。鹿児島の人って……なんか、あったかくないですか……? いやほんと。

そうして心温まりながら鹿児島空港へ到着。鹿児島空港のラウンジ「スカイラウンジ菜の花」で一息付きます。

f:id:tk_megalith:20211210163252j:plain

空港ラウンジのココアでほっと一息。最近ココアにハマっています。

そして、飛行機に乗り込み、鹿児島を後にしました。ばいばい、鹿児島! いやあ、しかし本当に良い場所でした。今まで行った観光地の中でもトップクラスに好きになれる、そんな素敵な場所でした。鹿児島好き(突然の告白)